ラボDXロボットシステムについて
当社(株式会社AUC)はJASIS22024にて【ラボDXロボットシステム】初公開致しました。
本システムは「測る」をキーワードに開発し、特徴的な機能は高粘度液体/ペースト秤量です。
他にもメスフラスコとホールピペットの標線と液面(メニスカス)を画像認識技術で
自動合わせを行う定容機能、ボルテックスミキサー、ピペットチップ分注
遠沈管のキャップ開閉機能などを持ちます。
サイズはW1,550×D1,100×H1,900㎜
実験室に設置することを考慮したコンパクトサイズとなっております。
高粘度液体/ペースト秤量機能について
高粘度液体/ペースト秤量機能は、使い捨てシリンジ/ディスポーザブルシリンジに充填した
高粘度の試料を押し出して吐出し、電子天秤で秤量する機能です。
高粘度の液体はシリンジで押し出しても先端に繋がったままとなり少量の吐出出来ませんが
特許申請中の機構により、微量吐出/高精度秤量とコンタミフリーを実現しています。
市販のディスポシリンジをそのまま利用可能で、試料毎に気軽に交換・使い捨てして頂けます。
対象の試料はシリンジに充填し押し出せるものであれば、多種多様なものに対応します。
テストでは歯磨き粉やケチャップ、マヨネーズ、味噌、ゼリーなどを評価し
非常に良好な結果が得られています。詳細はお問合せ下さい。
定容機能(メスフラスコ/ホールピペット)
メスフラスコの標線と液面を画像認識技術とポンプ制御により自動合わせを行います。
泡立ち易い試料にも対応出来るよう、泡立ち防止機能を持っております。
ホールピペットも同様に自動合わせを行い、定容分取可能です。
ホールピペットはロボット先端に装着し、自由な場所へ搬送・吐出可能です。
メスフラスコとホールピペットを多数使い、自動交換することも対応可能です。
ボルテックスミキサー
ボルテックスミキサーは市販品を利用し、ロボットが容器を押し付けます。
自動化の為に様々な工夫をこらしています。攪拌時間や回数はパラメータ変更可能です。
遠沈管キャップ開閉
人には簡単な遠沈管のキャップ開閉も自動化は難易度が高いのですが
特殊グリッパの開発により、ロボットがキャップを回すだけのシンプルな仕組みで
自動化を実現しました。
お問合せ
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